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話題のマーターポートとは⁉【360度カメラで高画質撮影】



近年、360度カメラや3Dカメラは世界的に普及しつつあり、性能や技術は日々進化しています。
その中でも、撮影だけでなく様々なことに利活用できるとして特に注目を集めているのが、マーターポート(Matterport)と呼ばれる360度3Dカメラです。
今回はマーターポートの性能やメリットを詳しくご紹介いたします。



スマホをお使いの方はお手数ですがこちらよりご覧ください。(全画面表示になります)







1. マーターポートってなに?
マーターポートが一体どのようなものか、その仕組みを解説していきます。

マーターポートとは
アメリカの 「Matterport社」 が販売する、360度撮影が可能な3Dスキャンカメラ(マーターポートカメラ)本体と、撮影結果をWeb上に公開できるクラウドサーバーがセットとなったサービスのことを指します。
施設の撮影と撮影結果の保存が可能なため、イベント開催時の様子や施設の状態をデジタルアーカイブとして残しておくこともでき、施設・イベントの観光促進・宣伝や、施設改修時の計画・検討に大いに役立ちます。
「マターポート」と表記されることもありますが、日本では「マーターポート」が正式名称です。

マーターポートカメラについて
マーターポートにおいて撮影できるカメラは複数ありますが、その中で最も施設の撮影に効果的なカメラが、弊社でも撮影に使用している「Matterport Pro2」です。

matterport
Matterport Pro2の特徴
  • 360度を4Kで撮影し、最高品質のパノラマ画像が作成できます。
  • 6つのレンズを用いて撮影と同時に赤外線照射による3Dスキャンを行い、簡易測量ができます。
  • 撮影されたパノラマ画像と測量して得られた3次元データを用いて、施設の3Dモデリングデータを作成し、ウォークスルーや距離の計測が可能です。
  • 撮影したデータはクラウドサーバーにアップロードされ、Web上で公開することができます。
  • 撮影された施設のパノラマはVRゴーグルにも対応しており、施設内部を実際に歩いているかのような没入感が体験できます。

マーターポートとGoogleストリートビュー(屋内版)との違い
Googleストリートビューとマーターポートはパノラマが見られるという点ではとても似ていますが、2つに違いはあるのでしょうか。
Googleストリートビューとは、2007年にGoogleが開始したGoogleストリートビューサービスと、2011年に開始した屋内版のGoogleインビューが統合したものです。
一方、マーターポートではパノラマ画像の他に、様々な機能が用意されており、用途は様々です。




2. マーターポートのメリットを紹介
マーターポートにはどのようなメリットがあるのでしょうか。詳しく解説していきます。

距離が正確
マーターポートには「測定モード」という機能があり、撮影したパノラマ画像から距離や物の大きさを測定することができます。 非常に精度が高く、実際の距離とほぼ誤差無く測定ができるので、インテリアや展示物などの配置や移動の検討に大きく役立ちます。
様々な角度で撮影を行うことにより、更に正確に計測することが可能になる、とても優れたマーターポートならではの機能です。

3Dでコスト削減
マーターポートは3Dで空間をキャプチャし、現実空間とほぼ同じ距離感での空間認識が可能です。
一度撮影を行えばアーカイブとして空間のデータを振り返ることができるため、何度も現地へ赴いて確認作業を行う必要がなくなり、結果として時間とコストの削減につながります。

写真だけでは得られない効果
マーターポートカメラで撮影することにより「施設内を歩き回る」ような、一般的な写真では得られない体験をもたらします。また、VRヘッドセットを使うと、より一層の臨場感のある疑似体験が可能です。
また、マーターポートには「ドールハウス」という、撮影した施設全体を俯瞰的に見渡す機能や、「フロアプラン」という平面図閲覧機能、「Mattertag」といった、画像やリンクを埋め込んで宣伝やインフォメーションができる機能があります。
こうした機能の充実したマーターポートによって、イベント会場や施設に来られない方にも十分に楽しんでもらうことができます。




3. マーターポートの実用性
マーターポートが実際どのように使用されているのかをご紹介していきます。

様々な企業・施設を見学
マーターポートカメラで撮影された施設や空間は、実際にその場所にいるかのような感覚で閲覧できます。
マーターポートに備わっている機能を利用すれば、企業のPRや広報活動などにも利用が可能です。
規制により立ち入りを制限している施設や、歴史的建造物のような無くなってしまう可能性が有る施設、一度限りのイベントなども、マーターポートを使えばアーカイブとして残すことができ、いつでも見学することが可能です。

3Dデータの利活用
マーターポートカメラで取得した3Dデータは様々な分野での利活用が可能です。
ほぼ正確に取得した3Dデータは構造物、インテリアの位置といった空間の把握に役立ちます。計画変更や検討の際には、チーム内のイメージ共有やコストの軽減に貢献します。
図面のない建物や古い建造物でも、実距離に近いモデリングを可能にします。そのため、3DCADやUnityなど用いた空間モデリングを行う際などにも活用されています。




4. まとめ
マーターポートは空間をアーカイブすることで写真だけでは得ることのできない疑似体験が可能なサービスです。
ご紹介した例以外にも、マーターポートの使用方法はさらに広がっていき、工夫次第で精度も上がっていくと考えられています。
より実用的なバーチャルツアーや企業PRに繋げることが可能です。

マーターポートの活用事例もぜひご覧ください。
【マーターポートの活用事例!どのように使うの?】

空飛ぶ鳥の目から見下ろした風景「鳥瞰図」

マーターポートの活用事例!どのように使うの?

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