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PLATEAUのデータで建物を3Dプリントしてみました



PLATEAU(プラトー)にて配布されている札幌市の建物データを使い、3Dプリンターにて出力を行いました。
この記事ではその出力時の注意点についてまとめています。
実在する建物の立体化にご興味のある方はぜひご覧いただければと思います。

PLATEAU
日本全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化を目指すプロジェクトです。2021年3月より国土交通省が主導し、現在全国56都市の3D都市モデルのオープンデータ化が実現されました。詳しくはこちら



本記事では国土交通省 PLATEAUの3Dモデルデータを利用し、改変・出力を行っています。




1. 3Dモデルの準備
①3Dデータのダウンロード
PLATEAUで公開されているデータは、G空間情報センターからダウンロードが可能です。
ただしデータの利用には規約があるため、サイトポリシーを読んでから使用しましょう。

今回は札幌市の以下のデータをダウンロードします。
CityGML・FBX・OBJ・3D Tiles・オルソ画像データ(GeoTIFF)


②Blenderに取り込む
3Dモデリングソフト Blenderにて、FBXをインポートします。
今回は一部の建物のみプリントしますので、不要な建物データは削除します。



削除できましたら、STL形式でエクスポートします。




2. 出力データの作成
①スライスデータの作成
3Dプリンターで出力するために、スライサーソフト Curaを使用し、スライスデータを作成します。
Curaで先ほどエクスポートしたSTLデータを読み込みます。



②スライスを行い、G-code(3Dプリンターが実行するコード)に変換し、3Dプリンターで出力します。


※一部の建物ではスライスが上手くいかないことがあります。
スライスが上手くいかなかった場合、Blenderなどの3Dモデリングソフトでパーツの分割や形状の修正をする必要があります。




3. 完成
弊社の3Dプリンターで出力を行いました。



横73mmほどの小さな建物ですが、形がはっきりと出ています。積層0.1mmで出力時間は約2時間50分です。




4. 終わりに
今回はPLATEAUのデータを用いて3Dプリンターでの出力を行いました。
PLATEAUのデータを利用すれば3Dモデルを作る必要が無く、比較的実在の建物に近い形状で出力できます。
サイトポリシーを守れば商用利用も可能なため、活用の幅は広いのではないでしょうか。

弊社ではこのようなPLATEAUのデータを用いた3Dプリントのほか、様々な3Dプリントを行っています。
下記の記事では、実際の化石をフォトグラメトリーという技術を用いて3Dモデル化し、3Dプリンターで出力後、手作業で着色を行いました。
新種のアンモナイト化石「エゾセラス・エレガンス」のレプリカを制作しました

「北海道地図株式会社」という社名ではありますが、ノウハウと技術を活かしてレプリカ製作や展示物製作も行っております。
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Matterport撮影事例『夕張市石炭博物館』

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