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【第2回】お仕事密着!360度ビューワーができるまで! 本番撮影編

【第2回】お仕事密着!360度ビューワーができるまで! 本番撮影編

皆さんこんにちは。
本ブログシリーズは、4回にわたって360度ビューワー作成事例をご紹介しています。
第1回は撮影計画検討やロケハンの様子をお伝えしました。
第2回は、360度撮影の本番撮影の様子をご紹介します!

第1回の記事は、こちらからご覧いただけます。
【第1回】お仕事密着!360度ビューワーができるまで! 撮影計画検討・ロケハン編

それでは、いってみましょう!
第1回の撮影計画検討・ロケハン編では、メインで見せたい露頭の撮影ポイント5つとその間を繋ぐための撮影ポイント5つの計10ポイントで撮影する計画を立てました。

しかし、撮影前後の現場状況やビューワーになった時の見やすさなどを考慮した結果、可能な範囲で撮影ポイントを増やすことに。
最終的に、下記図のピンが刺さっている場所が撮影ポイントとなりました。
下記画像内の赤いピンはメインで見せたい露頭の撮影ポイント、青いピンは目的の撮影ポイントまでの通過地点を表しています。


市木沢の露頭は、沢に沿って一本のルートになっています。
そこで、往復で5ポイントずつ設定し、効率のよい撮影を計画しました。

今後のスケジュールを考えると、6月前半までには撮影を終了したいところ。
しかし、神奈川県は丁度梅雨入りの時期です。
精密機器である360度撮影カメラは水に弱く、雨天時は撮影が出来ません。
雨天時に備え、撮影予備日をいくつか設けていましたが、我々の祈りが通じたのか無事2023年5月30日に撮影を行うことができました。

いざ、出発!皆さん気合十分です。後ろ姿がカッコいいですね。

一つ目の露頭(赤いピンのA/a)に到着しました。
カメラをセッティングして撮影を始めます。

綺麗に地層が見えているので、露頭の内側も追加で撮影することに。
自然の中にカメラが置いてあるギャップがSF映画のワンシーンのようで、ワクワクします。
360度ビューワーの出来栄えが楽しみですね。

撮影の途中で小雨が降ったため、撮影は一旦中止。
すぐに止みそうなので、その場で待機することにしました。
15分ほどで雨が止んだので撮影を再開しました。

秦野市職員の皆様の手によって、露頭の清掃を行っている様子です。
撮影する露頭を見えやすくするために枯れ葉などを取り除いています。
こちらの露頭(赤いピンのD/d)は10m以上の広い範囲に分布しており、一般的なスチールカメラで撮影しようとすると、複数枚の画像にするしかありません。
360度撮影とそのビューワーだと、このような場合でも1枚の画像で収めることができるのが強みでもあります。

その後、予定通りに各ポイントの撮影をして本撮影を終了しました。

第2回では、現地のコンディションに合わせて進めた本番撮影の様子をお伝えしました。
この後は、いよいよ360度ビューワー作成作業が始まります。
第3回のブログでは、その様子をお伝えします。
次回も乞うご期待ください!



【編集後記】
撮影地の近くには震生湖(しんせいこ)公園があります。
震生湖は、関東大震災によって形成された堰止湖(※)で、国登録記念物に登録されています。
秋には紅葉もみられるのだとか。
災害の痕跡を残す場所であるはずなのに、とても美しい様子をみせています。
自然の災いと恵は、隣り合わせの関係なのかもしれませんね。

※堰止湖(せきとめこ):大規模な地震や火山の噴火などの影響で、川が堰き止められて形成された湖のこと

【第1回】お仕事密着!360度ビューワーができるまで! 撮影計画検討・ロケハン編

【第3回】お仕事密着!360度ビューワーができるまで! ビューワー作成編

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